わが家はシューズクロークを希望しましたが、この時点で「クロークにしまう物」と「玄関内部に置いておきたい物」を分類しておきました。
コート類、靴、非常用持出品などはシューズクロークに収納し、玄関先で必要になる靴べらや印鑑などの収納スペース、濡れた傘を乾かすスペースは、玄関内につくることに。
そのほか、コンセントの差し込み口、スイッチなど、後から「これを付けるの忘れてた〜」となりそうな物もすべて書き出しました。
憧れのイメージは、木々に囲まれた玄関ポーチから、一歩中に入ると、広々とした玄関があって…というもの。初回の図面(下図)で外からの見た目をイメージします。
これなら奥まった感じが樹木などを植えて表現できそう(?)。また玄関ドアを開けたときに、通りから家の中が見えないところもいいです。
そして玄関内部の当初の間取りがこちら!
細かいアイテムは別として、だいたいの希望は叶っているのですが…なんだか広々していない。玄関収納とダイニングを仕切る扉で囲まれて、狭い感じがする!
ということで、家の総面積は変えずに、なんとか広く見せる方法をSさんと一緒に考えることになりました。
そこから生まれた玄関を広く見せるためのアイディアとは?
【面積を広げる】
隣の収納スペースを4畳→3.5畳にして、玄関を0.5畳分広くする。もっと広くしたいところですが、収納も大切なので、これぐらいの拡張でガマン…。
【玄関とダイニングの仕切り戸を変更】
上図のように引き違い戸が採用されていたので、これだとダイニングを出入りするときに、半間分しか開口できません。
せっかく0.5畳広げたので、これを2枚建ての片引き戸に変えてもらいました。これで、大勢の来客時でも玄関が混雑することなく、出入りが楽になります。
【上がり框の形状を変更する】
本当は直線のほうがいいのですが、このように上がり框の形を斜めに変えれば土間の部分が広がる!?と思いつきました。
しかし…Sさんによると「玄関に入って目にする線が、少しでも少ない方が スッキリしますよ」とのこと。「なるほど」納得のご意見です。
そこで、こんな形状にすることになりました。
【地窓をつける】
これはSさんのアイディアで、地窓から外の地面が見えることで、土間の面積が視覚的に繋がって見え、広く感じるそうです。
ちょうどこちらの壁面にこのスペースに窓がなかったので、少しは採光にも役立つかも?という期待を込めて、地窓を採用です。
後は、要望にもあった大きな鏡を地窓の横に付けて…。
これで「明るく広々とした」玄関の間取りに!!
次回はこの玄関の完成写真を公開しますね。お楽しみに♪ |