間取り探偵『蛍火の杜へ』-名作マンガ・アニメの間取りを推理-イエマガ

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間取り探偵
ヒントを手がかりに主人公が住む間取りを読み解きます…。読んでいる本やマンガにでてくる家の間取りが気になって仕方ない…なんてことはありませんか？

	探偵。依頼書の資料まとめたよぉ。
	今回は「蛍火の杜へ」かぁ。
	前に調査依頼のあった夏目友人帳に近いところが舞台ですね。
	まさか、またあの妖（あやかし）のたぬきだるまは来ないだろうね。
	それはわかりませんね。
	え？出てきたらやだなぁ･･･今回は･･･虎君。頼むよ･･･。
-------------------依頼書-------------------- 　　　　　　以前夏目友人帳の藤原邸の調査を　　　　　　依頼した者です。　　　　　　このシリーズも毎回楽しみに見ていますが、　　　　　　またまた調査をお願いいたしたく。　　　　　　「蛍火の杜へ」というアニメ映画に出てくる　　　　　　蛍ちゃんのおじいさんの家。　　　　　　新潟県村上市にある祖母の家に似ています。　　　　　　（大阪市♀ 30代になりました）　　　　　------------------------------------------

	ニャンコ先生はでてこないぉ。探偵は臆病だなぁ。
	まぁ、外観がしっかりとエンディングで紹介されているから、私がなんとか。でも、夏目友人帳と同じで、こういう家って私は好きだな。縁側でごろりん…。

探偵イエマガ・ホームズ　岩手県イーハトーヴォ在住の間取り専門の探偵。
今まで数々の間取りを解明してきたが、今回イエマガ専属の探偵となってその読者から寄せられる間取りの【謎】の解明に挑む実は秘書がいないとなんともだらしない男。

秘書虎さん　イーハトーヴォの猫の第六事務所の二番書記という経歴を持つ優秀な秘書。探偵の気がつかない視点からズバリとポイントを指摘する。
用語解説
イーハトーヴォ……岩手県出身の宮沢賢治が「岩手」のことをエスペラント語風にイーハトーヴォと名付けた。
猫の第六事務所……宮沢賢治の童話に出てくる、猫の歴史と地理をしらべる事務所。

　　　　１）かなり大き目の平屋。北側に出っ張り。大きさからここをトイレと考えて推理開始。

　　　　２）蛍の家族が夏休みに泊まる部屋は南西の八畳。
　　　　　　昼に寝転ぶ蛍の四方を囲む建具から、北側にも部屋があると考えた。

　　　　３）蛍が駆け出す玄関は広くなくては。

　　　　４）縁側で、スイカを食べるシーンからさらに部屋を確認。

　　　　５）田の字型住宅ではないかしら。そう思ったとたん各部屋の位置関係が閃いた！

	この建物って典型的な「田の字型」。
	そう思えば古民家の改装？このシーンでは太い梁が見えるぉー。
	確かに。これを受ける柱は大黒柱と考えいいかも。
	昔はどんな建物だったのかな？
	恐らく農家住宅っぽいなぁ。

　　　　１）田の字型農家住宅だったとしたら
　　　　　　玄関台所は土間だったと思われる。

　　　　２）その土間には、水屋と釜場。

　　　　３）トイレと風呂は？
　　　　　　敷地東側にある小屋がそうだったのかも。

　　　　４）それぞれのしきたりに従って
　　　　　　御座・納戸（寝間）・座敷・寄り付き
　　　　　　の四室を配置。

　　　　５）庭には二羽ニワトリが居たりして。

	農家住宅って、大きく分けると田の字型と広間型の二種類があるんだにゃ。部屋の呼び方は地方地方で全然違ったりして面白いぞ。
	探偵と違って秘書は理論派だなぁ。