こんにちは、ここ最近朝晩の冷え込みがぐんと深まりすっかり秋を感じます。おいしい秋の味覚もぞくぞくお目見えし、緑色をしていた木々も落ち葉のじゅうたんへ。季節の移り変わりをごく自然に感じられる暮らしっていいですね。

そこで今回は、生活のなかで見つけた“小さな秋”をテーマに草木染めに挑戦してみました。だれでも簡単にできる手法で、しかも素朴な風合いの布はどんなインテリアにもしっくりきます。とはいえ本格的に草木染めをするとなると、染める布や糸の素材によっても色が変わってきたり、２度３度と繰り返して染めたりとその奥深さ細やかさに伝統の技を感じたり…。
まぁその辺りはプロの技！わたしは大きな鍋でグツグツお湯を沸かし、ぽいぽいと自然の葉や木々を入れて、気分だけはしっかり草木染め職人♪♪を楽しみました。特にむずかしい作業はないので、お家の掃除をしながらでもお料理をしながらでも、ほんとうに片手間にできる手軽なクラフトです。

今回は、玉ねぎの皮でランチョンマットを染めてみました。毎日の食卓に色を添えてくれる素敵な出来映えに大満足。こんなにしっかり色が出るんだなぁと、大げさですが自然界のパワーに感心させられました。並べる器やお料理にも、いつもよりほんの少しだけこだわりたくなるような♪そんな毎日の生活にうるおいを与えてくれるアイテムです。それでは、草木染めの作り方を紹介しましょう。

濃いめの色に染めたい場合は、１から数回同じ作業を繰り返せばＯＫ。不思議なことに色落ちを防ぐ媒染液を入れて煮つめると、微妙に色の変化がありました。少し色ムラができてしまいましたが、素敵な秋色に染まりウキウキです。明日からの食卓が、楽しみ楽しみ。

さて今回のアレンジは、大判のストールをブドウの皮で染めてみました。
ずいぶん前に購入したインド製のひざ掛けになる程の大判のストールを利用してリメイクに挑戦です。

今の時季は甘みが増してとってもおいしいブドウ、そろそろ季節も終盤かな？という頃ですが、冷蔵庫の中に残っていたひと房を食べ終わりお鍋でぐつぐつ。渋くて落ちついた紫色が出ました。
色を濃くしたい場合は数回染めると良いですよ。 同じ染液を何度でも利用できるようなのですごくエコなクラフトです。

ベッドに掛けたりタペストリーにしたりと、インテリとしての活用もできそうでしょ。
大人っぽい色合いで、今シーズンのお気に入りになりそうです。