スウェーデンの人たちが家具や日用品を買う時、インテリアショップやIKEAにも出かけますが、街のリサイクルショップへ掘り出し物を探しに行くのも大好きです。

特にお休みの日の週末は、大変な混雑ぶり。オープン前から行列になっている人気のリサイクルショップもあるほどです。週末しか開いていないショップも多いので、目的のものを見つけるために「はしご」してまわる人たちもいます。

私もスウェーデン滞在中はいろんなリサイクルショップを覗きに行きます。お気に入りは教会が運営しているリサイクルショップで、売り上げが発展途上国の貧しい国の子どもたちの援助のために使われることを目的としているものです。

リサイクルでお安い買い物、さらに自動的に援助までできてしまうという、一石二鳥のハッピーな気分が味わえます。

スウェーデンのリサイクルショップには、家具から洋服までなんでもあります。日本のように箱入り新品じゃないと、という訳ではありませんが、ちゃんと奇麗に使われていたもの、手入れされてまだ充分使えるものが並べられています。

このようなリサイクルショップでは、レトロデザインのヴィンテージのお宝に思いがけなく格安で巡り会えることもあるので、細かい棚まで要チェックです。

ソファや照明器具、ダイニングテーブルや椅子などの、大物も素敵なものがたくさんあって、日本へ持って帰りたい！と真剣に悩んだことも、一度や二度ではありません。

リサイクルショップには実に様々な人たちが集ってきます。近所のファミリー、同棲中のカップル、移民の人たち、アンティークやヴィンテージセレクトショップのバイヤー、若い学生たち、退職後の老夫婦、そして私たちのような夫婦まで。

「へえ、あんなものを手に取ってる」なんて、お互いに見ているだけでも、楽しい。買っても、買わなくても、なんだか満足感たっぷりな、週末のプチレジャーです。