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ホームインテリア・収納 > 石村由起子の「いつもの暮らし」

いつもの暮らし 石村由起子
第3回 今の暮らし こらからの暮らし

思い起こしてみると、私は子供の頃、自分の部屋を作ってもらった時から「インテリア」というものに目覚めたような気がします。たぶん小学校高学年か、中学生位…自分の勉強机を、今日はあの窓の下、今日はこの角…というふうに、子供なのにひとりであっちこっちと移動させ、更に机の上には花を飾って楽しんでいました。

私のそういった何でも楽しみに持っていく術は、きっと祖母から自然に学んだのだと思います。祖母は、季節や行事をきちんとやる人でした。昔の人はきっとそれが当たり前だったのでしょう。正月の飾り、節分、子供の日などの飾りはもちろん、家の中にある籠やザルは自分でつるを曲げてすべて作っていたし、箸置きは、必ず庭の花や葉を使っていました。だから、生きること…暮すこととはそういう風にするものだ…と自分の頭や身体が自然に学んでいったのですね。

今の私の暮らし…仕事をしているので完璧に家事をこなしているかというと、なかなかそうはいかないのですが、どんなに忙しくても、どんなに時間がなくても、祖母がやっていたことはやはり必ずやってしまっています。
そんな風に、見えない教育をしてくれた祖母に今更ながら感謝なのです。母が働いていたので、余計祖母は私に色んなことを日々の営みの中から自然に教えてくれていたのでしょう。

田畑こそ作っていないけど、地元奈良の地で育った元気で安全な野菜や米を生産者から届けてもらい、御縁がある海の町から届く美味しい魚の干物を食べ、季節折々の行事を大切にし、家の中を居心地よく快適な空間にしつらえる。何でもない今の私の暮らしだけど、時にハッとさせられるのです。それは、私が子供だった頃見ていた家のあり方にそっくりだから…それも年を重ねるごとどんどんと。



あの頃と違うのは海が近くに見えないこと。いつの日か、一日中台所に立って美味しいものを作り、海を眺めながら自分達が食べる野菜や果物を育てて、今迄出会った人達をもてなす…こんな日々を夢見ています。



全国からたくさんの人が訪れるカフェ「くるみの木」。その主宰である石村由起子さんの、時、自然を大切にした暮らし、心地の良い空間のつくりかたについてのダイアリーです。普段、わたしたちが気にとめないことに目を向ける石村由起子さんの感性と生活の工夫をお伝えしていきます。
vol.10 くるみの木 vol.1 vol.2 vol.3 vol.4 vol.5 vol.6 vol.7 vol.8 vol.9 vol.10 石村由起子さんの新刊本「私は夢中で夢をみた」

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北欧から、かわいい家のつくり方

ページ公開日:2009年2月4日
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