次に内部の仕様についてです。いつも通り(笑)、こちらにもたっぷり要望があります(右表参照)。
ここでお話したいのは「間仕切り」についてです。ダイニングとリビングの間を仕切る3枚戸は、天井に吊るタイプで床にはレールなし、また開けたときは、左側の壁の中に3枚とも収まる「引き込み式」を希望しました。
これなら、普段の間仕切りの存在そのものが、まったく気になりません。
ダイニングとリビングの間に仕切りをつくることで、期待できる効果はたくさんあります。
まずは、何よりも冷暖房効率です。LDK全体に冷暖房をかけるよりも建具でスペースを区切ったほうが、断然熱効率が上がりますね。朝一番に起きてお弁当をつくるとき、日中、私が一人で家にいるときなどもDKだけエアコンをかければいいので、最低限の消費電力で過ごせます(この場合、DK側にエアコンを設置することが必須となります)。
さらに!来客時にも、この3枚引き込み戸が活躍します。 たとえば…子どもが幼稚園・小学生くらいの間は友達を連れてきたとき、リビングで遊んでもらうことが多いと思います。
そんなとき、私が同じLDK内にいたのでは、お互いに落ち着かないですね。でも、この3枚引き込み戸を閉めてしまえば個室に早変わり。お友だちが来ていても、気兼ねなく仕事や夕飯の支度ができます♪
さて次は、夫の友人や同僚が家に来るというシーンです。この場合、たいてい遅い時間になるので、私と子どもはできれば先にお風呂に入って、寝たい…と思うことがあります。
そんなときは、お客様と夫にはリビングで呑んでいただきましょう。
そして、速やかに3枚引き込み戸を閉めたら、私と子どもは ダイニングで、適当に夕飯を済ませます。
その後、入浴 → 2階の寝室に上がるまでを、お客さんに見られず済ますことができます。
こんな風に、来客時には心強い味方の3枚引き込み戸。
閉めていても光を通したいのと、子どもがぶつかっても割れないように、枠内にポリカーボネートをはめ込んでもらうことにしまいた。
「視線をほどよく遮りつつ、戸に囲まれている感じが、むしろ心地よい」そんな空間になればと思います。
以上、3枚引き込み戸が主役のダイニングの要望でした♪次回は完成写真と間仕切りの使用感をレポートします! |