「よし。部屋の内装を変えるぞ!」と、暖めたイメージを持って買い物に出たAさん。意気込んで買ってきたものの、配置してみたら「あれ?なんだか最初のイメージと違うぞ……」。こんな話を、私はよく耳にします。
なんだかイメージと違う――って、何が違うんでしょう?
普段、皆さんが献立の買い物にスーパーへ行くときって、どうしてますか?
インテリアと全く関係のないことのように思えますが、実はここに答えが隠れているんです。
大半の方がするように、私も必要な食品をメモ書きしてスーパーへ行きます。時には広告のチラシまで持って。これをしないと「今日はお鍋!」とイメージして行っても、いろいろな食材に目移りしてしまって、肝心なものを忘れて帰ってきてしまうからです。
要するに、メモ書きしていかないと、記憶が混乱して重要なものを忘れてしまうんですね。
何かが違っていたのは、本来の目的と違うものを「合っている」と思って購入していたから――ではないでしょうか。
イメージって、頭の中にあって目では見えませんよね。
だから、ほかからもっと気に入ったものが目に入ってしまうと、簡単に思い描いたイメージとすり替わってしまうんです。そして本来とは違うものを、「よし!」と信じてお財布のひもをゆるめてしまう。
想像したことが目で確認できていたら、異なるスタイルのものに手を出していたでしょうか。いいえ、きっと「今回の趣旨と違う小物だから、グッと我慢だ」って思ったはずです。
だったら、メモ書きのように目で見ることができれば、失敗しないわけですよね。
では、作っちゃいましょう。インテリアのメモ書き。名付けて「インテリアレシピ!」
レシピを作るときは、インテリアアレンジの手本――例えば、ウィンドーディスプレイ、カフェテリアなど、街にあるものをまねっこして作るのが一番簡単です。
気に入った空間に出会ったら、その場で写メをカシャ。これを「お手本写真」として使うことにしましょう。お手本写真に写っている素材、色彩、形状を言葉で書いて、簡単なメモ書き完了!
今度はメモをもとに、雑誌からイメージに近い雑貨を切り抜き、一枚の紙に貼っちゃいます。
これは実際に私もよく使う方法ですが、出来上がったレシピを持ってショップに行けば、ほかの魅力的な小物に浮気をせずに済むんです。
なんといっても、私は大の浮気性(といっても雑貨にですよ)。だからレシピは私にとって必需品なんです。
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ページ公開日:2007年2月8日 |