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黒ア友晴
兵庫県西宮市でガーデンづくりから住まいのリフォームまで設計・施工を手掛ける 「アテックスデザインワークス株式会社」の代表。
大切な住まいだからこそ、住まう人のライフスタイルに合った機能的で快適なプランニングを心がけています。
一級建築施工管理技士
二級造園施工管理技士
フラワーデザイナー
兵庫県でお庭や住まいのリフォームをご提案させてただいております黒アです。
学生の時からお花屋さんでバイトし、切花の世界にはまり、卒業後はそのまま就職。尊敬する師匠からフラワーデザインを教わり、 20代の時には、コンクールで兵庫県知事賞を受賞しました。ささやかな自慢です。
当時、日本はバブル期でしたので即席の装飾庭園(会場内で催しの際に設営するミニ庭園)などおもしろい仕事を経験しました。その影響もあり街並みの樹木や工作物のあり方に疑問を持ち(つまりダサいなぁ…と)、造園業やガーデンエクステリアそして建築に携わり現在に至ります。
今回より執筆させていただく住まいの『外構プラン・工事の手本とDIY』については、みなさまへ私の知識と経験と遊びごころをデザイン・機能・コスト面から余すところなくお伝えできればと思います。
第1回は 「地面(土地・スペース)の使い方」についてです。どんな条件の土地でも外構をつくる際に、最初に考えること。新築時はもちろんリフォーム(DIY・業者依頼関係なく)の時の考え方・注意点をご紹介していきます。
さぁ、この地面をどうしようかなぁ…。
新築時はやはり動線が大切です。土地の条件はさまざまで、真っ平らな土地・傾斜地にある土地、台形地(図のD地)、旗竿地(図のB地)、角地(図のA地)など形状により大きく異なりますが、立地や家族構成に合わせた道路から土地への入り方が重要です。
たとえば、住まう方が生活の中で車をよく使う・複数台所有などの場合、私は駐車スペースを一番に考えます。
・駐車しやすいか?
・出しやすいか?
・雨の日のこと
・安全なこと
または、ご年配の方や足の不自由な方がお住まいですと、とにかく道路からあるいは駐車場から足元を、安全かつシンプルな動線にできるかを考慮したアプローチを考えます。
階段数・スロープ、私の場合は同時に、建物の素材を確認してあるので、外構の素材もある程度、頭の中で決めています。
道路が左右に高低差のある土地では玄関に入る 動線を高い方から侵入できる様にすることで階段を減らせます(青い家の図参照)。また、傾斜地などで石垣やよう壁が有り、切下げて駐車スペースにする場合は行政の指導が必要です。
このように、みなさんも土地に合わせて、道路からどのように出入りするのが一番いいか、考えてみてください。
リフォーム時には、改善したいこと、新しく欲しいものは何かをはっきりさせましょう。多くの場合、再利用や撤去工事を最小限にしたコストパフォーマンスが重視されます。
コスト面を考慮しなくてもいい方も、残せるものは残したり修復したりして、費用の分配方法次第ではファサード(建物の正面や導入部など)に しっかりとより良い素材仕様にできますね。
リフォーム時によくあることが、掘削すると予期せぬ場所に配管や基礎があったり、大きな石が出てきたりといろいろ事件が起こります。
DIYの場合で、石ができたら、無理をせず築山にしたり、出てきた石ころでロックガーデンにしたりとデザインを変更するのもオススメです。業者依頼の場合は、実費になることがありますが相談して適正な対策案を出してもらいましょう。
地面のことはまだまだありますが、今後イエマガの中で解説できればと思います。
さぁ「住まいのディスプレイ・洋服」ともいわれる外構工事・ガーデンづくりを素敵で快適な空間になるよう、しっかりと計画を立てていきましょう!
初めての外構工事の方も、今度こそ素敵な外構を思い描いておられる方も、なんとなく…の方も少しでもお力になれれば、興味を持っていただければと思います。
次回は、「新築時に外構になにもしなかった。外構業者を探して依頼しようと思いますが、できるだけ費用を抑えるにはどうしたらいいですか?」という質問にお答えします!
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