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ホームインテリア・収納 > ヨーロッパで暮らしながら旅をして

 

高石陽子さん

これまでインテリアデザイナーとしてモデルルームや新築住宅、マンションリフォームなどのインテリアデザインに携わる。

さらに現在は個人邸の整理収納計画から音や香り、食器の選定なども含む店舗デザイン、セミナー講師など幅広い分野で活躍。インテリアの基礎を教えるインテリアサロンCASAも主宰。オランダ在住。

Yoko Takaishi Design 代表
インテリアデザイナー /整理収納アドバイザー /The Interior Design School Diploma 取得 /BIID 英国インテリアデザイン協会 正会員

https://www.houzz.jp/pro/yoko-t326

サマータイムも秋休みも終わり、いよいよ本格的な冬の訪れです。日に日に暗く寒くなっていきますが、11月はクリスマスマーケットが立ち始める時期です。それを心の拠り所に、長い夜を少しでも明るく健やかに過ごそうという先人の知恵でもあることを実感します。

日本人にとって、オープン型またはカウンターなどで区切られた半オープン型キッチンのあるLDKは馴染みがあると思います。ヨーロッパは、古い建物が多く残っていることからも、完全独立型のキッチンが日本に比べて多いと感じます。

独立型キッチンは大抵広く、ランドリー機能を備えていたり、簡単な食事ができるブレックファーストエリアがあることもしばしば。我が家は日本ではオープン型キッチンでしたが、以前に住んでいたイギリスも現在のオランダも、どちらも完全独立型キッチンです。

独立型は、食事をいちいち別室のダイニングへ運ぶのがとても面倒。うっかり火をかけたまま別室へ行き、鍋が丸焦げ!なんてリスクも。実際、イギリスでは何が原因かは知りませんが、あちこちで頻繁に火災報知器が鳴り響いていました。個人的にはオープン型キッチンが好みですが、独立型はダイニングにフォーマル感が増すという利点もあります。

イギリスではタウンハウスと呼ばれる長屋状に連なった住宅をよく見かけます。実はこのタウンハウス、基本の間取りがほとんど同じです。1階は、表から順に玄関→リビング→ダイニング→キッチン→庭 とかなり細長く奥行きがあり、2階は寝室となります。

しかし、食生活を見直すイギリス人のライフスタイルの変化により、間取りも変化してきました。キッチンにLDの要素を含むファミリールームを増築した「庭に面したオープン型ファミリーキッチン」が大人気です。

売却する際、同じ間取りだったはずが全く違う価格になるのは、インテリアデザイナーの力量によるところが大きいですし、増改築は非常に重要なポイントになります。

リノベーションは工期が延びるというのも定説です。イギリス時代、我が家の上階に住むイタリア人に「夏のバカンスの間、3週間だけリフォームで迷惑をかけるわね」と言われましたが、結局2カ月かかりました。途中、上からポタポタ水漏れしてきて、あちこちコップを置いて水滴を受けていたものの、最後はドドーッと流れ落ちてきたことも。まるでドリフのコントでした。

築100年は優に超えるフラットでしたし、水漏れもイギリスあるあるです。また、コウモリは生息地を含め法律で厚く保護されています。増改築の現場調査でコウモリの巣を発見しようものなら大変!建築許可がおりず計画が頓挫することも。

娘が通う学校の寮にもコウモリがいることが判明し、改築計画が大幅に遅れました。新しい寮の屋根裏にコウモリ穴が設けられ、事なきを得ましたが。コウモリが自主的に(?)引っ越すまで気長に待て、と言われることもあるそうです。一体どれだけ待てばいいのでしょう。

ヨーロッパに来て非常に気に入っているものはズバリ、ビルトインの大型食洗機です。個人的に今や絶対に手放せない設備機器となっています。日本製のビルトイン食洗機は幅が45cmと60cmの二種類で、45cmが主流です。私自身、日本製の45cmを使っておりましたが、大きなフライパンや鍋は入らず手洗いしていました。

一方、ヨーロッパは60cmが主流で、扉は引き出し式ではなくフロントオープンタイプでかなりの大容量。料理は好きでも洗い物が大嫌いなきれい好きのあなた (私です。笑) にぴったり。パズルのように考えながら入れる小さな食洗機より、ポンポン食器が入れられて、鍋やフライパンまで入れられることがどれほど家事を楽にしているか、強くお伝えしたいです。また、大容量なので一日一度の稼働で済むことが多く、エコの観点からもお勧めします。

ちなみに、イギリス人にとっての憧れのキッチン設備はなんと言ってもAGA(アーガ)でしょう。キッチンにAGAがあるのはまさにステイタスシンボルです。

すぐに火を点けたり消したりできない特殊なオーブンなので、一度火を入れるとほぼ一年中点けたままにするのが一般的で、お皿の保温機能にも部屋の暖房代わりにもなります。暑い夏など、どうしても消したいときはエンジニアを呼ばねばならず、200〜800ポンド(約3〜12万円)かかるそうです。

実際に使っている友人に聞くと、このAGAにかかる光熱費がものすごく負担なんだとか。 燃料が、ガスかオイルか電気かによって違いますが、月に約200〜500ポンド(約3〜7.5万円)かかるそうで 維持費も含め、ごく一部の方しか持てない憧れのキッチン設備です。 それでも今もイギリスでは大変人気があり、アンティークマーケットでもAGAは高値で取引されています。

おそらく収納スペースが豊富だからだと思いますが、これ本当に必要?と思うような、一つの用途に特化した〇〇専用のキッチングッズをよく見かけます。例えば、農業大国オランダは白アスパラガスの産地ですので、皮剥きピーラーも白アスパラガス専用のものがあります。

先日フランスを訪れた際、とても気になる管付きの大きな鍋がありました。フランスに長く住む友人に聞いたところ、それはジュレ作り専用鍋なのだとか。ジュレとは、果肉が入っているジャムと違い、果汁だけを絞って煮詰めたもので、フランス人はパンに塗ったりして大好きなのだそう。友人の義母(フランス人)もジュレが大好きで、その季節が訪れるとカリンなどの果物を大量にジュレにするそうです。

我が家で考えると、確実に一番大きなサイズであろう巨大鍋です。それが、ジュレ作りにしか使えない専用鍋だなんて。まあ、日本で言うと年に一度引っ張り出す「もちっ子」(自動餅つき機)みたいなもの、と解釈しました。お国柄によってキッチングッズも様々ですね。

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2017年11月8日
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