だいぶ前に読んだ作品ですが、夫婦愛を描いた感動作です。妻に先立たれたサムのもとに、白い犬がやってきて、物語が始まります。
情景が目に浮かび、二人の絆が伝わってきます。身近に愛する人がいれば、読んでいるうちに重なってきて、より涙を誘うと思いますよ。（群馬県 とっちんさん 男性）

小説ではなく、子供向けの絵本です。主人公は凶暴なティラノサウルスですが、実は心優しく、とってもジーンとして泣けます。
宮西さんの絵本はたくさん出ているのですが、ほかのティラノサウルスシリーズもいい話なので、大人の方にもお薦めできる本です。（大阪府 たあさん 女性）

私も今2人目を妊娠中です。10週です。愛する人の子供を身ごもりながら、その命をたった16週で失い、二度と子供のできない体になってしまった。でも今、代理出産を経て、実の子供に出会うことができた。
今なお問題はあるようですが、向井さんの悲しみがわかると同時に、強い母親の思いに感動させられます。ぜひ読んでほしい作品です。（石川県 したっちさん 女性）

結納のため、札幌に向かった鉄道職員・永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかったとき、突然客車が離れて暴走し始める。声もなく恐怖におびえる乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。
明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。（大阪府 えっちゃんさん 女性）