お父さんの気持ちを聞いてみたい! そんな好奇心から生まれた「お父さんのナイショ話」は、一般公募で選ばれたお父さんたちによる子育てリレーエッセイです。
子どもが生まれてからもうすぐ4年になります。
忙しい生活に追われながらも、とても楽しく充実した日々を過ごしています。こんなに楽しいのなら、もっと早く子どもを作っておけば良かったと思うくらい、仕事を終えて家に帰り子どもと遊ぶことが待ち遠しい毎日です。
子どもを持つまでは、まだまだ未熟な自分に子どもを育てられるのか?と悩んだものです。でも、覚悟なんていつまで待っても、持てるときなんて来ないだろうし、子どもとは背伸びすることなく、自分らしく向き合きあい、自分がまじめに生きている姿が子どもに伝わればいいなと考えられるようになりました。
それでも生まれてから、いろいろと悩んだり、張り切りすぎたりすることもたくさんありました。例えば・・・・一人目の長男が生まれたときには、『水嫌いになって欲しくない!』という思いから、お風呂を上がる直前に顔を湯船にザブーンっとつけることを毎日の恒例にしていました(息子ははじめ泣いていましたが・・・)。
なのに、現在4歳ですが、そんなに水好きって訳でも、そこまで嫌いって訳でもないのです。それに引き換えなにも考えずにお風呂上りのザブーンもしたことのない現在2歳の娘の方がなぜかずっと水好きに・・・。こういう親の考えすぎの行動を反省したこともありました。
叱り方ひとつをとっても、今のは言い過ぎたかなぁ、もっとキツク言うべきだったかなぁ、と気になり、子どもの集中力を考えると、長く叱ってもいけない、叱った後にしっかりフォロー出来ていたか?過保護になってしまっていないか?などと、悩んでしまってばかりなことも。
それでもコミュニケーションの難しさを経験して、最近はあまり難しくは考えず、楽しむこと大切にしようと思えるようになりました。子どもを育てているようで、自分も親として子どもに育てても らってきたのだと思います。いろいろと悩んで自分なりの答えを見つけることで、少しずつ「父親」になってきている気がしています。
これから成長していく子どもたちにも、いっぱい悩んだりすることがあるでしょう。それらを通してして、心が豊かな人間に育って欲しいと願っています。親としては、そんな子どもの成長をあまり手を出さず、見守っていきたいと思います。
◆前回の執筆者からの質問
「子供の習い事、どのように決めますか?」への回答
水泳や体操、他にもいろいろあると思いますが、 なんでもとにかく一度やらせてみることにしています。
子どもと過す時間で大切にしていることはなんですか?
大阪府在住の会社員。33歳。妻33歳、長男4歳、長女2歳。庭つきマイホームの実現に向けて現在情報収集中。