お父さんの気持ちを聞いてみたい! そんな好奇心から生まれた「お父さんのナイショ話」は、一般公募で選ばれたお父さんたちによる子育てリレーエッセイです。
私の実家は現在も県営団地の一室です。
もちろん、団地住まいが悪い訳ではありません。しかし、今年のゴールデンウィークにもお泊まりで、実家に遊びに行ったのですが、家族3名が泊まりに行くにはかなり手狭なスペースです。親やお隣の住人に気を遣いながらの2泊3日でした。
実家に帰ると必ず思い出すことがあります。それは、
子供のころよく父親から言われたこと……
「コラッ〜!!ドタバタしないの!!」
「大きな声出さないの!」
アパート住まいの小さなお子様がいるご家族によくある風景かも知れませんね。
私には、その怒鳴り声が嫌で嫌でたまりませんでした。
そのころから私は「絶対マイホームをつくる」という大きな目標をもっていました。
結婚した当初はもちろん、2DKのアパート住まいでした。
苦労しましたが、結婚3年目念願の「おめでた」。
以前から探してはいましたが、それを期に私のマイホーム計画に拍車がかかり、出産の半年前にはマイホームを手に入れることが出来ました。
現在、娘は5歳(幼稚園生)ですが、のびのび(まぁ、私の思い込みではありますが……)育ってくれています。
私は「子供の仕事は遊ぶこと」と思っているので、昼夜に問わず飛んだり跳ねたり、大声を出しても怒らないことを心がけています。
子供にとって大切なこと、それは「環境」だと思います。
最近、親子間の暗いニュースが多いように感じます。
いかに親子が関わっていくのか?
その関わり方で子供の成長や親子間の関係が決まっていく、そんな気がします。
子育てを通して感じることは、真剣に聞くこと「傾聴」が大切。
今年、娘は3月に卒園式、4月に入園式を終えました。
もちろん、私も参加したのですが、あまりにも……園児達が先生の言うことを聞きませんでした。
その様子を見ていて、私自身の子供のころことを思い出しました。
小学校時代は、体育と音楽以外の授業が大嫌いでしたが、人の話を「傾聴」してなかったのが成績に影響していたと思いました。
今、私が娘に伝えないといけないことは、人の話を「傾聴」し、よく考えてコミュニケーションを取っていくことだと思います。
だからこそ、一緒にお風呂に入ったり、庭でバーベキューをしたりする「環境=マイホーム」が、子供が生まれる前に必要だったのです。
◆前回の執筆者からの質問
「それでも、ダメなものはダメ!っていうものってなんですか?」への回答◆
「人を傷つける事」
今、一番子供にしてあげたいことは?
ゆいちゃんの父さん
41歳会社員。妻(39歳)・娘(5歳)と3人家族。
趣味は子供と遊ぶこと。