イエマガサポーターおすすめの本Vol.4「私が泣いた本」

今回は、イエマガサポーターが「泣いた!」という本を教えてもらいました。静かな冬の夜は、読書でしんみりするのもいいかもしれません。

 

ありがとう大五郎
大谷英之 写真/大谷淳子 文
出版社:新潮社/税込価格:380円


淡路島に写真撮影にでかけた夫・英之さんが連れ帰った子猿の大五郎。地球の環境問題などに関係しているだろう奇形児の大五郎は、手も足もない。夫婦には女の子3人がおり、子供たちのショックは大きかった。
大五郎は家族の一員となり、末っ子として皆から愛されていた。たった2年4か月とはいえ、大五郎から「生きること」の素晴らしさ、優しさを教わった。
涙があふれっぱなし。感動でいっぱいの本。
(神奈川県 紫雲姫さん 女性)

 

高野優のおひさまランドセル
高野 優 著
出版社:講談社/税込価格:1260円

育児マンガやエッセイを書いている、高野優さんのエッセイマンガです。三人三様の三姉妹を育てながらの日常を、生き生きと描いています。
子育て中の人、あるいは子育て経験者ならきっと「そうそう。あるある」とうなずきながら、笑いながら、ちょっとしんみりしたり、じーーーんときたりできる本だと思います。
育児に疲れてしまった時に読むと、「子供と一緒にいられる時間って、案外短いかもしれない。子供の笑顔も泣き顔も真正面から見つめていこう!」と思える貴重な本です。
育児真っ最中の時期にこの本に出会えたことを感謝しています。全国のママたち、プレママたちにお薦めします!(神奈川県 ちこりさん 女性)

 

さくらこ ももこ―わが逝きし子らよ
赤井 英和 著
出版社:小学館/税込価格:440円


今、映画「ありがとう」で注目を集めている元プロボクサーの赤井英和さんの手記です。
双子で生まれた2人の娘さんが1人は生後間もなく、そしてもう1人の娘さんも1歳の誕生日を迎えることなく亡くなってしまう。
懸命に生きようとしたわが子と、赤井さんご家族との闘い。普段お見かけする、あの赤井さんの裏側には、こんなにも切ない出来事があったなんて……。涙なくしては読めませんでした。(北海道 wasatomiさん 女性)

 

空をつかむまで
関口 尚 著
出版社:集英社/税込価格:1890円


小学校高学年から中学生あたりの児童書が好きで、よく読みます。このへんの作品は、児童書といっても侮れません。
大好きなサッカーが、ある日ちっともうまくいかなくなり、けがを理由に全力を出せなくなった優太。太めで「ブー次郎」と呼ばれることに敏感な牛乳屋の息子、モー次郎。端正な顔立ちで、なにを考えてるか分からない、姫。優太の幼馴染で、姫と付き合っている悩める少女、美月。
それぞれが、家庭の事情や自分の中の葛藤で揺れ動く中、トライアスロンという競技で認め合い、高め合っていく。最後の卒業式がとにかく泣けます!(東京都 ちゃあ子さん 女性)

 

永遠の仔
天童荒太 著
出版社:幻冬舎/税込価格:600円


幼児虐待、老人痴呆と重い話です。何度裏切られても、親からの愛を期待し、求める子供。大人のように強がり、1人で生きてゆこうとする子供。子供のように甘え、かまってほしくてダダをこねる老人。
生きるってなんだろう。生きる理由とは何だろう。
親、子供、それぞれの感情が痛く、読んでいて辛い場面も多いですが、でも暖かい気持ちになれる場面もあります。気付くと感情移入し、涙が止まりませんでした。
かなりの長編ですが読みやすく、あっという間に読めてしまいます。ぜひ多くの人に読んで欲しい作品です。(東京都 yu&taiさん 女性)

 

 
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バックナンバー
Vol.5 勇気をくれた子育ての本
Vol.4私が泣いた本
Vol.3子供のころ好きだった絵本
Vol.2使える料理の本
Vol.1家づくりに役立った本

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ページ公開日:2007年2006年12月21日
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