【部屋の角隅はコンセントの位置にあらず】
新築の時の一系統の配線の単価と、リフォーム時の隠ぺい配線の単価は大きく違いますし、隠ぺいできない場合もあるので、コンセントは、少し多いと思うぐらいに配置しておきましょう。
間取り図の段階では部屋の角隅に付けた方が邪魔にならないように見えてよさそうなのですが、角隅には家具が置かれることが多く、いざ使おうとすると、家具の裏側に隠れて使えない、ということにもなりかねません。
コンセントは、角隅から60cm〜80cm程度離れた位置に配置するのが便利です。 机を置く位置を決めているときは、床から80cmくらい上げた高さに付けるとプラグの抜き差しに便利ですし、目が届くので、ほこりの溜りも防げます。 壁の両側に、物入れや、出入り口のドアがあり、面として孤立している壁にはコンセントを付けておきましょう。
他の壁からテーブルタップで延長した時、コードが扉の前を横切り、足に引っ掛ける危険を避けるためです。 これに気付かなかったために、完成後に追加してもらう破目になってしまいました。
【物入れの中にあると便利】
電話の側のコンセントも忘れずに。 物入れの中にもコンセントを配置しておくと便利です。 特に、通信系統の設備を物入れの上段に設置し、集中管理する形式にしました。ここには、モデム、ルーター、ハブ、TVブースター、など電源が必要な機械が置かれます。 流し台の端部に壁がある場合は、そこにもぜひコンセントを。湯沸かしポットや、据え置き型の食器洗い機、フードプロセッサーを使うときに便利です。 これも、完成後に追加してもらった箇所です。(失敗!)
【三路・四路を上手に利用】
階段の上と下だけではなく、玄関ホールの手前と玄関扉の横、ロフトに上がる梯子の下とロフト内、などには、三路スイッチ(一方で点けて、他方で消す)を利用しています。特にロフト、なかなか便利です。
あちこちの部屋への共通廊下などは四路スイッチ(それ以上)を使うと、こちらで点けてあちらで消すことができ、便利なだけではなく、電気代の節約にもなります。
当家では、短い廊下ですが、玄関ホール、階段の登り口、洗面所のドア、キッチンのバックドア、トイレのドアが面している共通廊下に四路スイッチを付けています。便利です。