


メンテナンスのあと、hanaさんから報告のメールが入りました。
『お庭をお手伝いさせていただくようになって、もうすぐ2年になります。
お花や新しいアイテムも増え、お庭のイメージはずいぶん変化したと思います。 が、少しベース(地面)になる部分が弱いと感じました。
植物のためにもデザイン的にもベースを整え直す必要があります。
夏のメンテナンスで重要なのは、落葉した常緑樹やバラの落ち葉を丁寧に取り除くことと除草です。
この2点の作業は見た目だけのことでなく植物の育成にも重大な影響があります。
たとえばバラの黒点病は伝染病で落葉した葉から感染します。さつきなどの常緑樹の葉は腐りにくく庭の湿度をあげ、害虫の温床になります。
この2点の作業ができていると他の作業の能率も格段に改善されると思います。』という書き出しで始まっていました。

この日は枝の込み入ったモミジの剪定もしていただきました。
剪定の重要性も、『空間を確保することにより、風の通り道を作ることで、それぞれの美しさが際立ち、庭全体がバランスよく見えます。
また、作業の際の動線も確保できます。作業しやすいことは美しい庭への近道だと私は考えます。 石や大きな常緑樹が、それぞれの美しさを発揮できている庭が美しい庭だと思います。
そのためにも上記のような作業は大切になります。見て楽しむ和の庭と、活用して楽しむ庭を融合させて、今まで以上に素敵なお庭作りをお手伝いさせていただきたいと思います。
上記の2点ができていれば素敵な庭作りは意外に簡単なことです。簡単な作業ですが最も重要な作業ですのでよろしくお願いいたします。』
