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はじめての家づくり「候補の土地」を見つけたら…
土地選びから間取り検討までのお話です。
基本設計からイメージする将来の暮らし

D建築デザイン工房の望月さんから、床暖房についてリサーチするように言われた建太郎と陽子。新宿でショールーム巡りも果たし、何らかの手応えを感じたようです。
そうこうするうちに望月さんから打ち合わせの連絡が。いよいよ、平面図(間取り図)による最初のプレゼンテーションの時がきたようです。

老後を意識したバリアフリー設計

大家さん、これが基本設計の平面図、いわゆる間取り図です。

うわー、すごい!

これがぼくたちの家のプランなんですね。

少し工夫を施した個所について、グリーンの文字でコメントを加えておきました。では、まず1階からいきましょう。

寝室のクロゼットをはじめ、玄関収納、階段下収納など目的に応じた収納を設けました。

収納力抜群! これだけあれば満足です。

寝室は布団を敷いて寝る畳のスペースと、書斎のように使えるフローリングのスペースとに分かれているんだ。

様々なご希望を1つの空間の中に実現してみました。奥さまは窓に布団を干したいとのことでしたが、引き違い窓では布団が干せるだけの幅を確保できないため、あえて開閉しないフィックス窓にしました。

光だけを取り入れて、室内に置いた折りたたみ式のスタンドに布団を掛けておけば十分乾燥します。花粉や近頃問題になっているPM2.5が付く心配もありません。

風は南面の縦すべりだし窓から入って、北面の地窓から抜けるというわけですね。

そのとおり。開閉する窓を大きくしないことで、セキュリティーの上でも安心です。

すっかり見とれている二人に、望月さんが新たな図面を出して説明を始めました。

奥さまのご両親を介護する必要が生じたときや、お二人の老後のことを考えて、1階はバリアフリーに対応できるよう工夫をしてみました。

私たちはまだ早いけど、両親のことは気になるわ。

大家(おおか) 建太郎35歳、妻の陽子33歳、長女の陽菜、7歳、長男の翔太5歳。

はじめに

夫は都内の百貨店に勤務し、妻は近所のスーパーでパート勤務、長女は地元の小学2年生、長男は幼稚園の年中さんという大家ファミリー。

現在は、千葉県N市の社宅で4人暮らし。長男が小学校に上がるまでに、マイホームを実現したいと願う夫妻は、妻の実家(埼玉県K市)近辺での土地探しから始めることにしました。

とはいえ、はじめての家づくりですから、わからないことが多く不安もいっぱい。ワクワク、ドキドキの船出です。さあ、このあと大家ファミリーはどのようなドラマを繰り広げるのでしょうか。

著者紹介:西村弘志 さん
住宅情報誌や建築専門誌などの取材・執筆のかたわら、「土地探し」のウェブサイトにノウハウを提供している住宅ライター。

今回の「候補の土地を見つけたら」では、首都圏で暮らす30歳代半ばの夫妻とその子どもたちによる4人家族が、家づくりする様子を少しコミカルに描いています。
建前はフィクションですが、不動産価格やその実態などは実在する町を想定したもので、ひょっとしたら心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バックナンバーはこちら候補を探した2駅の全体地図
 

この図面のように、主寝室の寝具を入れるクロゼットの中にあらかじめ上下水道やガスを先行配管しておくと、主寝室にミニキッチンを設置できます。

出入り口のドアも開閉しやすく車イスでも通りやすい吊りタイプの引き戸に変更。トイレも洗面室との間の仕切りを外して広くできます。

場合によれば、テラスに面した腰窓を掃き出し窓にして、デッキの高さを上げれば段差なくテラスに出ることが可能です。さらに、その高さに車の室内の床面が揃うようにカーポートの地面の高さも調整しておけば、ノンステップで車の乗降もできますよ。

うわあ、すごい。先を見越した設計ですね。

後からできることと、後からではめんどうなことがありますから、あらかじめの備えが必要なのです。でも、できればこのようなことがないことを願っていますが……。

陽子の口数が少なくなったと思ったら、彼女の目はすでに2階の図面に釘付け。

家族が集うリビングは一番の快適空間

奥さまは2階が気になってらっしゃるようですので、2階の説明をいたします。

 

縦長のスリットを使って北側と東側を閉じて、その内側にできた吹き抜けのような空間に開口部を設けています。そのため、浴室の窓を大きな透明ガラスにしても気にせず入浴できますよ。

唯一西側に開いているサニタリー空間の窓も、高窓だからプライバシーが守られているんだ。直射日光は入らなくても、北側の柔らかい光をうまく取り込めば結構明るくなるってことか。

奥さまが気になる家事動線ですが、2階にまとめました。

炊事、洗濯が同じフロアでできるからとっても助かるわ。洗濯物もバルコニーに干せて、よく乾きそう!

階段室とLDKをドアなどで仕切らず開放的にしたことで、上下階とのつながりが生まれ、また移動する人の気配が感じられるはずです。

ここが家の中で最も心地よい場所になるよう、開放的な空間にするとともに通風や採光にも配慮しています。冬の暖房には床暖房を採用したいと思いますが、何を熱源にすることに決めましたか。

ショールームでヒートポンプ温水式とガス温水式について説明を受けてきました。結論から言うと、私たちの生活スタイルではガスがよいかと思われます。

そうなんです。ランニングコストはいい勝負のようでしたので、浴室暖房乾燥機とミストサウナが決め手でしょうか。

キッチンは使い勝手とスペースを重視してI型にして、採光・通風の窓も設けています。食料品などを入れておくのに便利な床下収納も設置しました。

陽菜と一緒にお料理ができそうだわ。

ところで、2階のバルコニーの位置は結構悩みました。

そう言うと、望月さんが新たな図面を出してきました。

温水式床暖房の熱源は
電気?ガス?

温水式床暖房の熱源を電気にするかガス(灯油)にするかは悩ましいところです。電気を使うヒートポンプにすると、夏はエアコンで冷房、冬は温水による「床暖房」+「エアコンによる補助暖房」ということで機械を有効に利用でき、しかも室外機がエアコンと兼用なので省スペースが魅力。

さらに、複数の室外機を1台にまとめることができるマルチタイプにすれば、設置スペースをよりコンパクトにできます。ところが、万一ヒートポンプが故障すると床暖房とエアコン両方が使えなくなり、マルチタイプにいたっては、すべての機械がダウンしてしまうのです。

利便性とリスクの分散、どちらを重視するか、そしてどちらがよりエコロジーなのかは住まい手の考え方次第ではないでしょうか。

 (岩城堅剛)

北側のスリットで囲まれた空間の側にバルコニーを設けることも考えてみました。しかしこの場合、南側のLDKの窓から入る夏の日差しが強いので、カーテン以外にブラインドなどで遮光するか、ひさしを設けなくてはなりません。

そこで、バルコニーを南側に設けて3階部分をその上に張り出させることでひさし代わりにすれば、夏の強い日差しはほとんどLDKの中に入ってこないことがわかりました。

そんなところまで検討していただいているのですね。

感謝感激! 望月さんのようなベテランでもアイデアがボツになることあるんですね。

もちろんです。経験値だけで判断せずに、いろいろなケースを想定して試行錯誤しています。

 
将来を見越した子供のための空間構成

残るは3階の平面図(間取り図)。ここは二人の子供たちのエリアです。

 

オープンな勉強スペースが欲しいということでしたので、勉強室と寝室となる子供室とに分けてみました。ただ、現在は個室がいらない年齢なので、子供室は間仕切りを付けずにおきます。

子供たちがもう少し成長したら、子供たちなりの考えや希望も聞いて、どのようにするか決めるつもりです。

当分はダイニングテーブルで勉強することになるから、3階は開放的な遊びの空間という感じかしら。そうだ、両親が来たときにはここで泊まってもらおうっと。

こんな近所で泊まったりしないだろう(笑)。

すると、またまた望月さんが別の図面を出して二人に見せます。

 

お子さんが成長したら、さすがに女の子と男の子ですから同じ空間というわけにもいかないでしょう。そこで、この図のように2つの子供室の間に間仕切りを設けて、そこにクロゼットを作れるようにしています。

一方、勉強室は二人の空間を完全に仕切らず、気軽に質問をしたりできるようにしました。将来、お子さんが独立してご両親を1階で介護するようになったときには、3階がご夫妻の寝室になります。それでも余った空間は書斎などに使えますよ。

至れり尽くせりね。

将来を見越した柔軟な発想だなあ。

長く住み続けることができる家にするには、その時々のライフスタイルに応じた部屋の用途変更が不可欠。大がかりなリモデルをせずに、暮らしの変化に対応できるよう工夫を凝らすのが私たちの務めです。


この図面は持ち帰ってもよろしいでしょうか。

どうぞ、家でじっくりと検討していただき納得のいかないところや、わからないところがあれば遠慮なさらずにご連絡ください。

このあと家に帰った建太郎と陽子が、子供たちの前で楽しそうに図面の説明をして大いに盛り上がったことは言うまでもありません。家づくりのノウハウなどわからない子供たちも、両親の熱い思いを感じたことでしょう。

かくして大家ファミリーの家づくりは土地探しから基本設計まで進み、第1クールが終了しました。あとは見積もりと実施設計、建築請負契約、そして現場での工事を経て入居という流れです。ということで、12回にわたって繰り広げられてきた「はじめての家づくり『候補の土地を見つけたら』……」も一段落となります。

次回はいよいよ最終回。これまでに建太郎と陽子が学習し体験してきたことのおさらいです。では、次回もぜひご覧になってください。

 

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2013年3月13日
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