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はじめての家づくり「候補の土地」を見つけたら…
土地選びから間取り検討までのお話です。
“縁の下の力持ち”的な建材や設備

スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査で「問題なし」の太鼓判をもらい、いよいよ平面プランの提案も間近に迫っています。

その前に、D建築デザイン工房の望月さんから、断熱性能と冷暖房機器に関する提案ということで、何度かに分けてメールが送られてきました。それは、どのようなところにコストを掛けるべきかという少し悩ましいものですが、快適性・経済性を左右する重要なところ。2人はどんな決断をするのでしょうか。

太陽光発電システム搭載可能な屋根にする
望月さんからのメール@

宿題になっていた太陽光発電システムのことからお答えします。太陽光発電パネルを設置するとすれば、大家さんの場合には3階の屋根ですね。もちろん切り妻屋根にしますが、3階の南側の軒の高さは下図のように8.96mになりそうで、高さ制限の10mまでに抑えながらできるだけ屋根面積を広くすると、屋根勾配を2寸5分以下にしなくてはなりません。

おおざっぱな計算ですが、これで屋根は6.4m×3.7mほどになり、標準的な太陽電池パネルが12枚は載せられそうです。発電量は最大で2.5kwほどでしょうか。2階建てなら、もっと大胆な屋根構造で対応したいところですが、現段階ではこの程度の可能性を残しておき、当初は搭載しないということでいきますね。

もっと悲観的な結果になるのかと思っていたけど、これなら将来の技術の進歩と経済的なゆとり次第で太陽光発電システムも前向きに考えられそうだな。

それまでに、電気の買い取り制度がなくならなければいいけど。

もしそうなっても、蓄電技術が進めば売らずに貯めておいて使えば、電気代をかなり抑えることができるからいいんじゃないの。

大家(おおか) 建太郎35歳、妻の陽子33歳、長女の陽菜7歳、長男の翔太5歳。

はじめに

夫は都内の百貨店に勤務し、妻は近所のスーパーでパート勤務、長女は地元の小学2年生、長男は幼稚園の年中さんという大家ファミリー。

現在は、千葉県N市の社宅で4人暮らし。長男が小学校に上がるまでに、マイホームを実現したいと願う夫妻は、妻の実家(埼玉県K市)近辺での土地探しから始めることにしました。

とはいえ、はじめての家づくりですから、わからないことが多く不安もいっぱい。ワクワク、ドキドキの船出です。さあ、このあと大家ファミリーはどのようなドラマを繰り広げるのでしょうか。

著者紹介:西村弘志 さん
住宅情報誌や建築専門誌などの取材・執筆のかたわら、「土地探し」のウェブサイトにノウハウを提供している住宅ライター。

今回の「候補の土地を見つけたら」では、首都圏で暮らす30歳代半ばの夫妻とその子どもたちによる4人家族が、家づくりする様子を少しコミカルに描いています。
建前はフィクションですが、不動産価格やその実態などは実在する町を想定したもので、ひょっとしたら心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バックナンバーはこちら候補を探した2駅の全体地図
 
住宅自体の断熱性を高めることが大切
望月さんからのメールA

これから何十年と快適に住み続けるには、冷暖房は避けて通れない重要なテーマのひとつです。しかし、その前に住宅全体の断熱性についてご相談しておきたいことがあります。

今から四半世紀ほど前までは、木造住宅の施工精度が十分でなかったことから、隙間風が出入りするケースがありました。そこで、こぞって気密性に優れた住宅を求めたものですが、今では新築の木造でも機密性の低い住宅はほぼなくなったようです。

これですきま風がなくなり、省エネで快適な暮らしが実現すると大いに期待されたのですが、そこには落とし穴がありました。住宅の内外の熱の出入りは、風だけではなく壁・床・天井そして建具などの開口部といった「物」を通じても行われるため、単に気密性を高めただけではまだエネルギーロスが大きく、快適な暮らしが実現しなかったのです。大家さんの社宅は、鉄筋コンクリート造でおそらく気密性はよいものの断熱性がよくないので、冬寒かったのでしょう。

というわけで、ぜひとも断熱性の向上のためにはお金を掛けていただきたいのですが、いかがでしょうか。私がとくにオススメしているのは「セルローズファイバー」という断熱材です。新聞などの古紙を主な素材としており、性能・安全性・環境負荷にこだわる米国ではグラスウールやウレタンフォームを抑えてシェアは一番。日本でも徐々に人気が高まっています。(日本セルローズファイバー工業会 )セルローズファイバーは断熱性だけでなく、吸音性・防音性が高く、また吸放湿性に優れているため内部結露しにくいという特徴があります。

断熱性は、壁・床・天井などの躯体だけでなく、窓やドアなどの開口部にも配慮が必要です。理想は木製サッシや樹脂サッシですが、埼玉県K市は次世代省エネルギー基準の地域区分W区域ですから、アルミ+樹脂サッシで十分に対応できます。ただし、窓ガラスはぜひともペアガラスにしたいものです。

何でも、最高性能のものを使えばよいというのではなく、適材適所でめりはりをつけて工事費を抑えるように努力しますので、ご理解くださるとうれしいですね。

建ちゃんは、セルローズファイバー知ってた?

いま、初めて知ったよ。エコな素材のようだし、木造住宅先進国のアメリカでよく使われているというのも信頼できるんじゃないかなあ。

健康で快適な暮らしができそうね。でも高そう。予算内におさまるかな?

まあ見積もりをもらってからだし、長く住むことを考えれば投資も必要だよ。

そうね、清水の舞台から飛び降りたつもりで奮発するか!

大袈裟だなあ。

木造住宅の断熱施工は、壁の内側の柱と柱の間に生じる空間に断熱材を充填する「内断熱(充填断熱)」が主流でしたが、最近は外壁と柱の間に断熱材を張り付ける「外断熱(外張り断熱)」を採用するケースも増えてきました。なかには、内と外両方に断熱材を用いる超高断熱施工もあります。

いずれの断熱手法にも長所短所がありますが、大切なことは用いる断熱材の量が必要としている断熱性能を満たしているかということと、その特長を生かせる正しい施工を行っているかということです。断熱材の選択は、内断熱か外断熱かによっても異なります。例えば、外断熱では柱の外側に断熱材を張り付けるという構造上、板材として機能する発泡プラスチック系が必然的に使われます。

価格や流行に左右されるのではなく、それぞれの特徴を知った上で設計者や施工者と相談して、最適だと思われる施工方法と素材を選ぶようにしましょう。(岩城堅剛)

床暖房は温水式がオススメ
望月さんからのメールB

いよいよ冷暖房機器選びですが、住宅の断熱性が高まれば、これらの機器の効率もよくなります。とはいえ、ランニングコスト(エコノミー)と地球環境(エコロジー)という2つのエコを実現し、かつ健康的な暮らしができる機器を選ぶことが大切です。

夏の暑さについては、窓を南北に設けて風が抜けるように設計上での工夫を施しますが、さすがに冷房ゼロというわけにはいかないでしょう。近頃のヒートポンプ式のエアコンは、性能が向上したので手軽に安心して使えるようになりました。主寝室、LDK、2つの子供室で計4台設置すれば大丈夫でしょう。

しかし、冬の暖房をエアコンに頼るのは気がかりです。エアコンは天井付近から吹き出す温風による熱の対流で室内を暖めますが、どうしても床に近い部分の温度が低くなりがちで、反対に頭や顔の高さが暑く感じるため、健康によいとされる「頭寒足熱」の真逆の温熱環境になってしまいます。また、「空気が乾燥する」、「運転音が気になる」、「埃が舞い上がる」といったデメリットも。ちなみに、ガスや灯油のファンヒーターは、燃焼に伴い発生する水蒸気が住宅の結露の原因となるので、できれば使用しないでください。というわけで、私がオススメしたいのが床暖房です。

床暖房の熱源のエネルギーには、電気、ガス、灯油の3つがあり、さらに暖め方によりヒーター式、温水式、蓄熱式の3つのタイプがあります。大家さんがお住まいになる埼玉県ならば、寒冷地ではないので灯油は候補から外し、電気を使うものはヒーター式、蓄熱式、ヒートポンプ温水式、ガスを使うものは温水式ということで選択肢は計4種類。ヒーター式は、設置が簡単でイニシャルコストも安く済みますが、ランニングコストが非常に高くなり、省エネ・節電という時代の流れに合わないのではないでしょうか。

蓄熱式は、深夜の安い電力を使って石やコンクリート、水を暖めておき、そこから徐々に出る熱を日中に利用するという方式でランニングコストを抑えられるのですが、機器の大きさや重さに耐えられる構造体が必要で、また温度コントロールが難しいという問題があってあまり普及していません。その点、温水式は温度管理がしやすく、ランニングコストを抑えることができるのでオススメです。

電気のヒートポンプ温水式は、エアコンと連動させて使うことができるため室外機の数を増やさずに対応できます。ガス温水式は、熱効率の高い潜熱回収型熱源機を使い、給湯と床暖房を連動させるタイプです。いずれも、イニシャルコストが少し高くつきますが広い空間を暖めるのであれば効率がよく、ランニングコストも考慮したライフサイクルコストでは十分にメリットが得られます。

電気のヒートポンプ温水式か、ガスの温水式か、大家さんなりにショールームに足を運んで調べてみてください。その価値はあると思いますよ。

エアコンで床暖房ができるのね?

ガスの熱源機やヒートポンプの室外機の寿命は10〜15年というから、何回か買い換えなくてはいけないなあ。

ガスにすると、ミストサウナが使えるのが魅力ね。

温水式床暖房のメンテナンスってどうなっているんだろう。

ねえ、次のお休みに新宿のショールームで聞いてみない? インターネットだけではわからないわ。

そうだね。悩んでいても仕方ないから、実際に話を聞いてみるとしよう!

ついでに、キッチンやサニタリー、サッシやドアなどの建具も見ようっと。

ということで、自分たちでもリサーチするように促された建太郎と陽子。ショールームのメッカである東京・新宿に行き、ガス会社と空調機器メーカーのショールームをメインに情報収集することになりました。果たして、どのような成果が得られるのでしょうか…。結果は次回の平面図(間取り図)のお披露目のときに。

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2013年2月20日
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