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はじめての家づくり「候補の土地」を見つけたら…
土地選びから間取り検討までのお話です。
間取りを決める基本の「ゾーニング」

D建築デザイン工房での2回目の打合せで、3つの「ゾーニングプラン」(右図参照)が望月さんから提案されました。必要なスペースを3つに分けたユニットをつくり、1〜3階までフロアごとあてはめたものです。

ヒアリングシートで要望の確認

それぞれの部屋をジグソウパズルみたいにして考えるとこんがらがってしまうけど、ユニット単位で変更してみるのはわかりやすいわ!

いずれも、「外に閉じて内に開く」スタイルですが、あえて3案出して見ました。

あえて? ということは、すでに絞り込まれているということですか。

実はそうなんです。考え方としては何通りかあるのですが、この敷地条件では日当たりがプランを大きく左右します。

日当たりということは、北向きだからですか?

北側ではなく、南側が問題なのです。次の図をご覧になってください。

というと、望月さんは「高さなどの制限と日差しの角度」という新たな図を広げて説明を始めました。

大家(おおか) 建太郎35歳、妻の陽子33歳、長女の陽菜7歳、長男の翔太5歳。

はじめに

夫は都内の百貨店に勤務し、妻は近所のスーパーでパート勤務、長女は地元の小学2年生、長男は幼稚園の年中さんという大家ファミリー。

現在は、千葉県N市の社宅で4人暮らし。長男が小学校に上がるまでに、マイホームを実現したいと願う夫妻は、妻の実家(埼玉県K市)近辺での土地探しから始めることにしました。

とはいえ、はじめての家づくりですから、わからないことが多く不安もいっぱい。ワクワク、ドキドキの船出です。さあ、このあと大家ファミリーはどのようなドラマを繰り広げるのでしょうか。

著者紹介:西村弘志 さん
住宅情報誌や建築専門誌などの取材・執筆のかたわら、「土地探し」のウェブサイトにノウハウを提供している住宅ライター。

今回の「候補の土地を見つけたら」では、首都圏で暮らす30歳代半ばの夫妻とその子どもたちによる4人家族が、家づくりする様子を少しコミカルに描いています。
建前はフィクションですが、不動産価格やその実態などは実在する町を想定したもので、ひょっとしたら心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バックナンバーはこちら候補を探した2駅の全体地図

これは、大家さんの敷地とその南側の隣地との関係を表したものです。ここは「第一種低層住居専用地域」で法規制が厳しく、道路斜線と北側斜線、さらに絶対高さという3つの高さに関する制限があります。

住吉さんが、覚悟しておけと言っていたことね。

大家さんの敷地では、北側が6m幅の道路なので北側斜線制限の影響は皆無といってもよいでしょう。しかし、気になるのは道路斜線制限で、道路側に建物を寄せすぎたり3階部分を建てるとこの制限を受けますが、図のように3階部分を少し南側に寄せれば解決します。

この後退距離というのは何ですか?

「第一種・第二種低層住居専用地域」では、道路境界ギリギリに建築してはいけない決まりがあって、K市の都市計画では1m後退させることになっているのです。

街並みの美観を保つためですか。

そのとおりです。建築できるスペースは限定されますが、美しい街並みは住んでいて誇らしいし、資産価値も高まります。

北側斜線制限の影響はなくて、道路斜線制限もクリアできそう。ということは問題解決では……?

問題は南側に建つ奥の家です。その家もできるだけ南側に庭を作りたいので、建物を敷地の北側に寄せると考えられます。

もちろん、北側斜線制限があるため、高さや大家さんの敷地との境界までの距離に制限はありますが、図で見ると大家さんの1階南側は冬になると直射日光が当たりにくくなるのです。

この図は、最悪の場合のシミュレーションですよね。

奥の家が3階建てで、隣地境界いっぱいまで建てたという前提ですから、実際にはどれほどのボリュームになるかわかりません。

日当たりの悪いリビングは困るわ。

ということで、リビングは2階に設けることをお勧めします。

確か、逆転プランとかいう設計手法ですね。すると1階は……。

お二人の主寝室がよいのではないでしょうか。寝室は日中の日差しを必要としませんし、窓を小さくできる寝室のほうが窓が多くて大きいリビングより、防犯の上で安心ではないでしょうか。

日当たりのよいリビングが生活の中心で、眠るときは親子がその上下に分かれる(c)案が適しているということですね。

日当たりの問題は、2階にリビングを置くということでクリアできそうですが、周囲に家が建ち並ぶと風通しのことはどうなるのでしょうか。そのあたりが少し不安な建太郎と陽子。この点についても望月さんから説明がありました。

だれでも計算できる南中高度

地面と太陽光線によってできる角度を太陽高度といい、 とくに太陽が真南に位置して、その高度最も高くな るときの角度を南中高度といいます。南中高度は、その地点の緯度がわかれば、次の式で簡単に計算することが可能です。

例えば、
春分・秋分には【90−緯度】、
夏至は【90−緯度+23.4°】、
冬至は【90−緯度−23.4°】となります。

このことから、夏至と冬至では46.8°も日差しの角度が違うので、夏は日差しを遮り、冬は日差しを取り込む工夫を施せば、省エネにつながることがわかります。
ちなみに、その地点の緯度は自治体のホームページか、グーグルマップで調べることができます。 (岩城 堅剛)

「外に閉じて内に開く」・・・とは?

省エネの時代ですから、夏もなるべくエアコンを使わずに自然の風でしのげるとありがたいのですが。

換気に関する法規制はありますが、通風についてはとくに決まり事はありません。しかし、通風は省エネだけでなく、住まい手の健康や建物の耐久性にも影響を及ぼします。通風をよくするポイントは、風の入り口と出口を作ること。

光と違って、風は障害物があってもその周囲を除けるようにして進むので、その流れをとらえてやればよいのです。たとえば、南の窓から入った風が北の窓から抜けるようにすれば、夏の冷房負荷を軽減できます。ただし、大きさには注意しなければなりません。

窓は大きい方が、開放感もあってよいのかと思っていましたが……?

大きくすれば採光には有利ですが、プライバシーや防犯の面では不利です。また、採光を目的とした天窓や高窓、通風に適した地窓など取り付ける高さにも工夫を施します。

さらに、回転するすべり出し窓など、ニーズに合わせた窓も選択をしますので安心してください。外に閉じているカーポートの壁もスリットにすることで適度な通風機能を持たせます。

大きな窓は泥棒に狙われやすいんだ。

私たちの寝室が1階ということになると、布団を干せるだけの幅と大きさのある窓が欲しいわ。

確かにそうですね。防犯も大切ですが、衛生面や日々の快適性も考慮しなければなりません。主寝室の南側は引き違いの腰窓にして、庇を少し伸ばしておきましょう。そうすれば安心して干せますよ。

今回の打合せは、ゾーニングに加えて採光や通風で終了。最後に、次回のことについて望月さんから「現地へ行って、隣地の状況を踏まえたうえでお話し合いをしましょう。今度は、できればお子さんも連れてきてください」という要望がありました。さあ、このあと現地へ行ってどのようなことが明らかになるのでしょうか。

通風とすべり出し窓

すべり出し窓ってどんな窓かご存じですか? 

左の図(本文中)のように、たての軸を中心にして回転して開閉するしくみになっているのが「たてすべり出し窓」、横の軸を中心にして開閉するのが「横すべり出し窓」です。

たてすべり出し窓は、下の図(a)(b)のように2枚組み合わせると、一般的な引き違い窓に比べより多くの風を取り入れることができます。

また、図(c)のように上下にたてすべり出し窓を設置する方法も効果的です。

すべり出し窓は、単独で設置するだけでなく、引き違い窓や開閉しないフィックス窓と組み合わせると採光に有効です。図(d)のように複数枚用いた連窓は、通風性能だけでなく、おしゃれなデザインを演出することもできます。(岩城堅剛)

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2012年12月19日
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