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はじめての家づくり「候補の土地」を見つけたら…
土地選びから間取り検討までのお話です。
建築士に支払う「設計料」ってなに?

家づくりのパートナー選びのヒントとして、智恵から送られてきた4件の建築設計事務所のアドレスをもとに、それぞれのホームページを閲覧した陽子。いずれも経歴や施工事例のほかに、設計へのこだわりや家づくりのアドバイスなどがあります。建太郎が帰って来ると、早速二人の検討会が始まりました。

土地の見立てはどうだった?

ばっちりよ!
手付け金払って、契約書にも判を押してきたわ。

それじゃあ、次はパートナー探しだね。

だから、智恵に設計事務所を紹介してもらったの。見て、見て。

設計事務所の「設計監理料」とは?

建築設計事務所って、設計料がいるんだろう。

それがね、今度の土地は南向きでなかったから100万円安くなったでしょう。そのうえに、あの不動産屋のおじさんが売主だったから仲介手数料がいらなくて、66万円もトクしちゃったの。だからその分を設計料に回せるのよ。ラッキー!

でも、166万円で済むのかなあ? こういうのって見当がつかないよ。

そんなこともあろうかと思って、設計料のことが書いてあるサイトをチェックしておいたわ。

陽子が画面をクリックすると設計料に関する記事が現れました。

ふむふむ。正しくは設計監理費っていうんだ。設計だけでなく、工事の際のチェックもしてくれるのか。それで費用は……。

工事費によって掛け率が違うみたい。例えば、2000万円ならば14%。 ということは280万円。
ええっ、そんなに掛かるの!?

やっぱり結構するなぁ。でも、いい仕事をしてもらうには、それなりの対価を払わなきゃ。166万円浮いたのなら、プラス120万円と思えばいいじゃないか。

確かにそうね。交渉次第でディスカントしてもらえるかもしれないし。

服を買うのとは訳が違うから値切ったりしないほうがいいんじゃないかな。その分しっかり仕事してもらったほうが互いに気持ちいいだろう。

まあ、これは一例でそれぞれの事務所で違うみたいだし……。

家づくりに対する考え方が決め手

納得のできる家づくりができるように、僕たちのベストパートナーを選ばなくてはいけないね。

どんな住宅を設計したのか、ウェブサイトの「作品」とか「WORK」をクリックして見たんだけど、奇抜なデザインだったり、ワンルームの造りだったり、格好いいけどちょっとなじめないものもあったわ。

そこが建築設計事務所の売りなんじゃないの。設計監理のためにプラスアルファーの経費をかけてでも、土地を最大限に活用した家づくりをしたいとこだわる人が依頼するのだから、いろいろな提案があっていいんじゃないかなあ。

でも、私たちのような4人家族が住むとして、うまくイメージを描けるような設計例がなかったような……。

まぁ、ほかの人のために設計された住宅だから、僕たちの思いと一致しないかもしれないだろう。
大事なのは、家づくりに対する考え方じゃないかなあ。そこが僕たちと合っていないと、パートナーとしてはうまくいかないと思うな。

納得のいくまでトコトン話し合って、僕たちにベストマッチしたオンリーワンの家を建ててくれる人にお願いしたいね。

建ちゃんがそういうだろうと思って、4社の「家づくりに対する考え方」みたいなことを抜き出しておいたわ。これを見て!

陽子が新たなウィンドーを開くと、次のような4社の比較表が現れました(右参照)。

おおっ! 見やすくまとめてくれたので助かるよ。

どの事務所の「思い」が私たちと一致するかしら?

<A建築設計アトリエ>は、地域、自然、風土といった要素を重視して設計しているという点は好感が持てるんだけど、デザイン面のこだわりやコスト感覚に関するメッセージがないね。設計者の顔が見えないというか、インパクトに欠けるという印象かな。

<B建築設計事務所>は、住宅メーカーや工務店・ビルダーとの違いがよくわかったけど、ちょっと批判的ね。建築家だからこそできることが、もっと知りたいんだけど。

ハウスメーカーのように大量仕入れすると、スケールメリットでコストダウンが図れるけど、個人レベルの建築設計事務所の場合はコスト面が気になるなあ。

<Cアーキスタジオ>と<D建築デザイン工房>は、どちらもコミュニケーションを重視しているわ。

どちらも謙虚そうだし、コストへの配慮も感じられるぞ。一度、両方の事務所へ行って代表者と会ってみたいね。

あら、そういうのって時代遅れなのよ。先にメールを送ってアプローチするのが今どきのやり方なんだから。

そうなんだ。じゃあ、どちらかの事務所にメールを送ってみよう。

私の勘によると<D建築デザイン工房>ね。

ということで夕食を終えた後、建太郎と陽子はメールの文面を一緒に考え、先方に送信しました。

D建築デザイン工房 御中

はじめまして、千葉在住の大家(おおか)と申します。
このたび、埼玉県K市で土地を購入し家づくりを始めるにあたり、 御社の家づくりに対する考え方に共感しました。

一度お会いして、さらに詳しい話をおうかがいしたいのですが、 来週の水曜日または木曜日のご都合はいかがでしょうか。

大家 建太郎・陽子

翌日の午後、早速D建築デザイン工房から以下のメールが戻って来ました。

大家 建太郎・陽子 様

ご連絡ありがとうございます。代表の望月 かなえです。
埼玉県K市で家づくりをなさるそうですね。
私どもの「家づくりに対する考え方」を詳しくお伝えしたいと思います。

来週の水曜日の午後3時以降でしたら、お会いできます。いかがでしょうか。
お返事をお待ちしています。

※よろしければ大家さんの家族構成、年齢、職業、
予算(土地以外)と
取得された土地の広さと形状・方位などを、
事前にお知らせいただければ
お話をスムーズに進められます。

D建築デザイン工房 代表・望月 かなえ

かくして、建太郎と陽子はD建築デザイン工房の事務所を訪ねることになりました。土地探しに始まり、二人にとっては初めてのことばかり。ドキドキの連続ですが、ワクワク感はそれ以上とあって、今回もかなりテンションが上がっているようです。さあ、このあとの建築設計事務所との出会いはどうなるのでしょうか。

大家(おおか) 建太郎35歳、妻の陽子33歳、長女の陽菜、7歳、長男の翔太5歳。

はじめに

夫は都内の百貨店に勤務し、妻は近所のスーパーでパート勤務、長女は地元の小学2年生、長男は幼稚園の年中さんという大家ファミリー。

現在は、千葉県N市の社宅で4人暮らし。長男が小学校に上がるまでに、マイホームを実現したいと願う夫妻は、妻の実家(埼玉県K市)近辺での土地探しから始めることにしました。

とはいえ、はじめての家づくりですから、わからないことが多く不安もいっぱい。ワクワク、ドキドキの船出です。さあ、このあと大家ファミリーはどのようなドラマを繰り広げるのでしょうか。

著者紹介:西村弘志 さん
住宅情報誌や建築専門誌などの取材・執筆のかたわら、「土地探し」のウェブサイトにノウハウを提供している住宅ライター。

今回の「候補の土地を見つけたら」では、首都圏で暮らす30歳代半ばの夫妻とその子どもたちによる4人家族が、家づくりする様子を少しコミカルに描いています。
建前はフィクションですが、不動産価格やその実態などは実在する町を想定したもので、ひょっとしたら心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

バックナンバーはこちら候補を探した2駅の全体地図

建築設計事務所の
業務とその対価

建築設計事務所の業務は、建築物の「設計」だけではありません。役所に申請書類を提出したり、実際に建築工事を行うのにふさわしい施工会社を選定し、予算の調整を図るのも業務です。

さらに、設計した内容が工事で正しく反映されているか、現場で確認したり施工会社に指示をする「監理」という業務も行います。これら一連の業務の対価として必要なのが設計監理費。通常は、工事費総額の10%前後から20%と言われており、工事費が低くなるほど掛け率が高くなります。

設計に苦心する狭小住宅などは、延べ床面積が少なくても手間とノウハウが必要なので、割高になるのです。

住吉 智恵(すみよし・ちえ)/店舗の設計・施工を手がける会社の社員。陽子の悩み事などに、親身になって応えてくれる幼なじみ。
設計事務所4社 「家づくりへの思い」の比較
A建築設計アトリエ

●『自然を採り入れた健康的な暮らし』
暖冷房機器を用いた年間を通して同じような温熱環境のもとでの生活。それは、本当に快適な暮らしといえるのでしょうか。季節ごとの自然の光や風を活かして、夏の暑さや冬の寒さなどを和らげる暮らしを忘れてしまってはいませんか。
当事務所の家づくりでは、こうした自然を巧みに採り入れ、健康的な暮らしを実現します。

●『地域性を大切に考えた設計提案』
どんな場所にも、長年にわたる歴史によって育まれてきた風土があります。また、そこには人と人とが繋がり合って築いてきたコミュニティーも形成されているのです。 当事務所の家づくりでは、このような地域性を十分に考慮するとともに、周囲の景観を活かしたプランづくりと、近隣の街並みに溶け込むようなデザインを心掛けます。

B建築設計事務所

●建築家を選ぶメリット
自由設計ができる建築家は、工法やプランニングなどの自由度が高いことはいうまでもありません。さらに、資材や設備などの選定においても、特定のメーカーや商社から仕入れる必要がないため、建て主との協議の上で自由に選ぶことができます。住宅メーカーように、特定の工法、規格型のプラン、提携関係のあるメーカーからの仕入れ、といったしがらみがなく自由度が高いのが取り柄です。

●建築家ならではの役割
建築家の仕事は設計することだけではありません。工務店や住宅メーカーのように設計と施工が一体となっていると、施工を監督する際に遠慮や妥協が生じるおそれがあります。その点、建築家は建て主と監理契約を結ぶことにより、施工を行う工務店やビルダーの工事内容を第三者として厳しくチェックできます。

Cアーキスタジオ

●私どもが考える建築家とは
「建築家」だからといって、私どもを「先生」と呼ばないでください。どちらかといえば、「技術者」に近い存在です。自ら設計した住宅を、私どもは「作品」と呼びません。 住宅は芸術の産物ではなく、主役である建て主のみなさんが生活するための場だからです。私どもは、建て主のみなさんの夢と快適な暮らしを実現するために、主役を支える脇役として様々な提案を行います。

●快適な暮らしの実現に向けて
快適な暮らしに必要なのは、機能的な間取り、個々に応じた心地よい空間、開放感の創出、飽きのこないデザイン、エコを実現する工夫、健康的な温熱環境。これらの要素を限られたボリュームと予算の中で、満足していただけるカタチにすることが私どもの務め。まず、建て主のみなさんとのコミュニケーションから始めます。

D建築デザイン工房

●事前に十分なヒアリングを
建築家が設計する建物は、災害に強く耐久性に優れ、快適な暮らしが実現することはもちろん、美しく個性的で建て主が誇りに思うデザインでなければなりません。そのためには、建て主の思い、こだわり、価値観などを事前に知る必要があります。そこで、私はヒアリングにかなり重きを置いているのです。

●断腸の思いで判断することも
首都圏に事務所を開設していると、狭小地や変形敷地など、厳しい条件の土地での設計依頼が結構あります。このようなケースでは、建て主の様々な要望を盛り込むことができないため、優先順序を明確にしたうえで取捨選択しなければなりません。それは、たとえひとつであっても夢や希望を諦めてもらうことですから胸が痛みます。しかし、それが建て主のこれからの暮らしにとってプラスになるなら「断腸の思い」で決断を下します。

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2012年9月19日
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