田舎の道をドライブしていて、寄り道するのが楽しいスウェーデンの蚤の市。夏の間は、長い休みを利用して、自宅の庭を解放して個人で開催しているものもよく見かけます。そんな蚤の市には、その家の人の想い出の品やコレクションが並ぶので、オーナーさんの趣味が色濃く見てとれるのも楽しいのです。

ある田舎で偶然発見した自宅蚤の市で、印象的だった場所のひとつは『ガラス好きなおばあちゃん』がお宝放出！？的に開催していたもの。ガラスに魅了されて、集め続けて、もうこれ以上はどうにもならないところまできてしまって、夏休みの間に少し整理してみようと思ったそう。日本で近ごろはやりの断捨離、ですね。

広い庭に気になるオブジェがあったので近づいてみると、それは個性的なガラスのオブジェ。「それ、なんだか分かる？」とおばあちゃん。

よ〜く眼をこらして見てみると、あれ？これって、もしかしてワイングラス？あ！これはお皿？…なんとそれは、ガラス製品を自由に組み立てたアート作品。

「それ、私が作ったのよ。ガラスが好きでとにかく集めていたんだけれど、壊れた物もなんだか捨てられなくて思いついたの」とニコニコ笑顔のおばあちゃん。いやー、すごい！なかなかのクリエイティブな発想です。