スウェーデンの人たちは、ミルク（スウェーデン語ではミョルクといいます）をよく飲みます。子供たちだけじゃなくて、大人たちも。お肉料理とミルクとか、そんな組み合わせもありなので、食事の時に、水の代わりにミルクを飲んだりします。

私はどちらかというと、ミルクをそのまま飲むのは苦手です。でも、スウェーデンで食事の際、ミルクの選択肢しかないことがあって、飲んでみたら、そんなに嫌ではありませんでした。さっぱりとしていて、臭みがすくないというか。

それもそのはず、スウェーデンのミルクは、脂肪分が控えめなのです。乳脂肪が３％のものが標準タイプ、1.5％のマイルドタイプ、0.5％のライトタイプの３タイプが最も一般的で、私が飲んだのは、マイルドタイプでした。食事の際には、だいたいこれか、ライトタイプを選べば牛乳が苦手でも飲みやすいということが分かりました。

牛乳のメーカーとしては、Arla社が有名です。ミルクが入っている紙パックはいわゆる『テトラパック』。今ではこのようなパックは、世界的に普通に使われていますが、実はスウェーデンの発明品なのです！

イラストの赤い牛さんもトレードマーク。普段はキャラクターなどにあまり左右されないスウェーデンの人たちですが、この牛のキャラクターは関連グッズが販売された時期もあるくらいの不動の人気者です。

ミルクが美味しいということは、乳製品全般が美味しいということです。私は、スウェーデンのバターと生クリームには目がありません。フランスに旅をしたとき、ある有名なバターを食しましたが、個人的にはスウェーデンのバターの方がずっと好きかも！と思ってしまいました。どうしても、スウェーデンに対しては贔屓気味になりがちではありますがー。