この夏Ljungbergs（ユングベリ）社のファクトリーショップへ行ってきました。ユングベリ社は1949年スウェーデンにて、スウェーデン王国御用達の職人Erik Ljungberg（エリック・ユングベリ）によって設立されたテキスタイルメーカーです。

創業以来、生地素材やハンドプリントにこだわり、今もなお製作し続けている生地会社です。こうしたスウェーデンの生地メーカーは、大抵工場の近くにショップを併設して、通常のお店より少し安く買うことができるようになっています。
特に有名メーカーのファクトリーショップでは、B級品なら、さらにお買い得。それに、時にはデットストックの生地なども潜り込んでいるので、生地好きにはたまりません！

ただ、唯一難点と言えば、ちょっと不便な場所にあるということ。工場自体が土地の広い田舎に建設されているので、町からは車でドライブがてら数時間は覚悟しなくてはなりません。

でも、そんなことは気にならないのが、スウェーデンの田舎のドライブの楽しさとスローに流れる時間。途中で蚤の市や見知らぬカフェに立ち寄りながら、生地を選ぶために目的地へ向います。

生地はメーター毎の切り売りが一般的。ショップへ出かける前には、例えば、窓やソファ、テーブルなど、生地を使いたい場所のサイズを測り、メモを持参するのがスマートな買い物の仕方です。

ショップの中には魅力的な生地がたくさんあり、あれもこれも目移りするうちにイメージが定まらなくなりがちですが、とりあえず生地を使う目的とサイズさえ覚えておけば、選ぶための基準になるからです。

もちろん、それでも悩みは益々深まる一方かも、ですが。しかし、それはなんと楽しく贅沢な悩みでしょうか！