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家づくりの理想と現実シンプルで機能的な寝室を

家づくりの理想と現実シンプルで機能的な寝室を

やっこ さん

30代の主婦であり、エンジニアとして働く会社員でもある。2014年に、1階にご主人の両親、2階にやっこさんご家族(ご主人+男児2人)が暮らす二世帯住宅を建てる。

家づくりの完成までの記録にとどまらず、完成後には図面では解らなかった使い勝手・デザインへの感想、また使いやすくするための細やかな工夫等の情報を公開し、新築を検討中の人たちに人気のブロガーさんです。

blog http://iemonokoto.blog.jp/

親世帯(夫両親〉のスペースである1階。前回の要望編を受けて、今回は現実編となります!

親世帯専有スペースと両世帯共有スペース(浴室や玄関)を両世帯がストレスなく使えるようにするために、アレコレと頭を悩ませたこの1階。 最終的には、南側中央に配置したLDKを囲む形で

●西側に親世帯専有の居室(和室・寝室)
●北側に親世帯専有の水回り(トイレ・洗面室)
●東側に両世帯共有スペース(玄関・浴室&脱衣室)

がそれぞれ配置されている間取りとなりました。

親世帯と私たち世帯、両方の暮らしやすさを考える上で、最もこだわったと言える

●どちらの世帯からもアクセスの良い脱衣室/浴室(ただし子世帯は洗面室を経由せずに入室可能)
●親世帯寝室の近くに横向きで入るトイレ

がスマートに収まっていることがお分かりいただけますでしょうか。

いくら間取りをいじっても最適解を出せないハウスメーカーもあった中、最終的に契約したハウスメーカーでは初回提案でほぼこの完成形の間取りに近いものを提示してくれました。

そしてこのプラン、間取り面において要望をすべて取り込めているだけでなく、私たち側が考慮できていなかった部分も含めて「暮らしやすさ」について考え抜かれているなぁと感じた点がいくつかありました。
※以下、まるで私が日常的に使っているかのようにコメントしていますが、一応義両親の感想(プラス私の思いも少し)をベースに書いております。

居室(LDK・和室・寝室)も水回り(洗面室・脱衣室)も、ほぼすべての部屋が2つ以上のルートから出入りできるようになっています。

このため、生活動線上に行き止まりがほとんどなく、どこからどこへ移動するにもほぼ最短距離で行けるようになっています。クルクルと部屋間を回れるこの回遊性の高さは、本当に動線的なストレスが少なく、暮らしやすさの要だと日々感じています。

LDK・和室・寝室という順で居室が隣接して並んでいるのですが、各部屋の間は2枚のスライディングウォール(移動間仕切り)で仕切っています

これを全開にすれば扉2枚分(幅約170センチ)、天井までオープンな状態となります。つまり隣接した部屋同士をほぼ一続きの空間のように使うことができるのです。

LDKは約16畳、和室は6畳、寝室は7.5畳と各部屋は決して広くはないのですが、普段はどちらのスライディングウォールも開放状態なので、空間としてはかなり広々と感じます。

ちなみに第6回「二世帯の距離感は?」でも書いたように、玄関ホールからLDKへの入り口もスライディングウォールを採用しています。季節によってはこちらも開放状態なのでより広々と感じられ、畳数のわりになんだかお得感があります。

もちろん、スライディングウォールを閉めてしまえば各々独立した空間になるので、来客時等も臨機応変に対応可能。この「ドアの開閉状態で空間の使い方を柔軟に変えられる」という部屋の配置と仕切りのプランは、期待以上にとても使い勝手が良くて満足度の高いものとなりました。

上述のように回遊性の高さは満足なポイントのひとつなのですが、その中でも諸々の家事の拠点となるキッチンがちょうどフロア全体の真ん中に配置されているというところがまた秀逸で、キッチンからはほぼすべての場所へダイレクトにアクセスが可能となっているのです。

キッチンのすぐ裏側が洗面室なので同時進行の家事も進めやすいですし、玄関ホールに続く廊下から直接キッチンに入れるので買い物から帰宅後の動線も◎。

そしてキッチンを出ればすぐ階段なので2階の私たち世帯とおかずをやり取りしたり(主に私たちがもらう側ですが…)、食器や調味料を貸し借りしたりというときも行き来がしやすい。

といったように、キッチンから他の場所へのアクセスが良いというのは家事や生活全般においてとても効率的で、この1階キッチンは名実ともに「わが家の中心!」という感じになっています。

 

 

そしてキッチンからのアクセスの良さと同じくらい考えられているな〜と感じるのが洗濯動線です。 親世帯の洗濯機は脱衣室に置いてあり、洗濯物を干す場所は脱衣室にある勝手口を出たところ(雨天時は脱衣室または浴室内)。

そして取り込んだ衣類をしまう場所は脱衣室の収納もしくは寝室のクローゼットとなっているのですが、この「洗う」「干す」「しまう」ための各スペースがフロアの北側にギュギュっと収まっていて、動線がとってもコンパクトなのです(この辺り、私たち世帯の2階では考慮できなくて後悔ポイントとなってしまいました)。

加えて、この洗濯関連でアクセスする寝室・(洗面室を経由して)脱衣室・浴室の全てのドアがドーン!と一直線に並んでいるところも大事なポイント。

間取りに関する本で読んだのですが、右に曲がったり左に曲がったりの動線は、いくら距離が短くても煩わしく感じてストレスなんだそうです。単純に要望を間取りにはめ込むだけでなく、使いやすさまで考えられていることが本当に良く分かります。

いいことばっかり書いて、残念な点はなかったのか?と言いますと…。まぁ細かい点を言えばいろいろありますが(キッチンを節約志向にしすぎて収納が物足りないとか、サンプルを見ずに決めた建具の色がイメージと違ったとか)、でも根本的に「あぁ、ここをもうちょっと考えておけば良かった〜!」というような後悔は皆無で、若干自画自賛ではありますが、5年間住んでみても本当に1階はよくできているなぁと思っています。

旧居を建て替えたことで義両親が不便やストレスを感じないように、と当時あれこれ考えてこだわっておいて良かった!と今日も感じる私なのでした。

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2019年6月19日
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