個室の書斎に続いて、前回はオープンタイプで２階の廊下とダイニングの一角につくった実例をご紹介しました。今回はリビング、キッチン、寝室の一角につくられたスペースを見ていきたいと思います。（バックナンバーはこちら）。

前回のダイニングにつくられたクローゼットのような奥様の洋裁スペース、よかったですね。

みなさん、オリジナリティ溢れるスペースにされていて、面白かったです。

今日はリビングの一角につくられたという間取りを見てみましょう。
こちらは、収納についての連載で「収納診断」に登場したお家です。

ご夫婦共に音楽が趣味で、楽器のキーボードにギター、パソコン関連を置く書斎をリビングの端につくられたそうですよ。

この記事を読むと…書斎とソファの間は腰壁（腰までの高さの壁）で区切っているんですね。これなら書斎にいてもリビングの様子が分かるし、テレビを見ながらパソコン作業ができますね。

それに、小さいお子さんが２人いるお宅なので、旦那さんが部屋に籠もるよりいいですよね。

リビングにつくるなら、こんな窓際のデスクも素敵ですよ。

“【作業デスク（D420×H710×W約3000） 】
リビングの一角に。パソコンを置いたり、子どもたちが作業するために大工さんに作っていただきました。

工夫したところは高さと奥行き。奥行きがありすぎると余計な物を置いてしまいがちなので。パソコン側と、その反対側にスポットライトを付けました。（千葉県・いるたんさん・女性）”

こちらは、子どもたちも使うみんなのスペースという考えですね。
リビングに家族が集まって、読者したり、パソコンをしたり、それぞれが好きなことをする…人が集まるリビングにデスクがあると、何かと使い勝手がよさそうです。

造作のテーブルがひとつあるだけで、部屋の使い勝手が広がりますね。こちらは、同じく造作デスクをキッチンに。

【パソコン・スペースの場所】 キッチン。
【そこにした理由・準備したこと】 キッチンに出窓をつくりました。家族４人で使ってます。 （宮城県・ぴよちゃんさん・男性）

かわいいお子さんが２人同時に使っても余裕のある幅ですが、こちらも奥行きは狭めに、出窓スペースをうまく利用されています。

キッチンの近くにあったら、料理や洗い物など家事をしながら子どもの勉強が見られところがいいですね。

こちらの方は、家事室のようにアイロンがけなどにも使われています。

“子どもも使用するようになった場合などを考えて、なるべく目が届きやすい場所で、なおかつプライベートな空間になるようにリビングではなく、キッチンの後ろにつくりました。

少し長めの板をつけてもらい、親も子どももパソコンや宿題をしたり、アイロンをかけたりする多目的なスペースになっています。
使いやすいところは、籠りすぎないスペースで、家族と会話しながら作業できるところ。（佐賀県・cotaさん・女性）”

なるほど。リビング・ダイニングより、籠もって作業に集中できるけれど、家族の様子も分かるという絶妙な場所ですね。

リビング・ダイニングに置くと誰でもさっと使えるパブリックなところが魅力。籠もったところに置くと、人から見えにくくプライベート感が増すところが魅力…。

もっとプライベート感があるのは寝室の一角につくるというアイデア。寝室の脇にデスクを設置するというのはいかがでしょうか？

“寝室、ベッドサイドにあります。窓に向かってパソコンや書籍を置けるスペースをつくりました。奥行５０センチ、幅３メートルほどですが、パソコンや書籍を並べておくには充分です。

足元も広々していますし、すぐに手の届く範囲にすべてのものがおいてあるので便利です。寝室は常に暖かくしてあるので、寒い冬には大助かりです。（神奈川県・ハルハルさん・男性）”

本当。足元すっきり。寝るときしか使わない寝室を有効活用されてますね。それに、寝る前にちょっとパソコン、読書に…と自分だけのリラックスした時間が過ごせそう。

そして、こちらが一度見たら忘れられないパソコンスペース（笑）
。面白いアイデアですよね！？

“寝室の一部（ロフト）の約１．５畳分の狭い空間。間仕切りなどは一切ないものの、床高さの違いがあり別空間。 限られたスペースの中で自分のためだけの空間があるのはやっぱり嬉しい。（大阪府・TKさん・男性）”

ハシゴもある！ツリーハウスみたい。いいなぁ。絶対自分では思いつかないアイデアです。遊び心がありますね。

こんな秘密基地みたいなスペースを見ると、ひとりで籠もれるスペースもいいなぁと思いますね。でもダイニングが散らかりやすいわが家は、パブリックスペースにあったほうが使いやすいのかも…。もう少し悩んでみます（笑）。

では、今回の書斎・パソコンスペースに深く関連のある「コンセント」について、次回に勉強しませんか？家づくりの失敗談…では、必ず話題になるテーマなんですって。クチコミ記事を中心に、コンセントの実例を見ていきましょう♪